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サウナストーンは、いつ替えればいいのか。
調べると、たいてい「割れたら交換」「半年から1年で交換」と出てきます。
私の場合、そのとおりにはなりませんでした。
先に結論をお伝えします。
うちのサウナストーンは、一度も割れませんでした。
替えどきを知らせてきたのは、割れではなく、粉と、石が白くなってきたことでした。
私は熊本県阿蘇市で、テントサウナと川の水風呂を1組ごとに貸し切っていただく施設をやっています。
営業日はほぼ毎日、薪ストーブに火を入れてロウリュをしています。
施設の仕組みは阿蘇の川サウナとは?(テントサウナ×天然水風呂の仕組み)にまとめています。
そのうえで、はじめてストーンを交換したのが2026年7月です。
この記事では、うちの石が実際にどうなったか、なぜそのタイミングで替えたのか、そして買うときに何を見ればいいのかを書きます。
先にお断りしておくと、うちのストーンはメーカーが分かりません。
テント一式に付いていたもので、購入の記録が残っていないためです。
ですので「この石を買ってください」という記事にはできません。
代わりに、どうなったら替えるのかという基準をお渡しします。
そこは、実物を焚き続けた人間にしか書けない部分だと思っています。
阿蘇の森で、ととのう。
MIKI TAO SAUNAは、熊本・阿蘇の自然のなかで楽しむ完全貸切のアウトドアサウナ。川のせせらぎと森の外気浴で、五感からととのう体験を。
完全貸切・2時間制/サウナマット・フェイスタオル・サンダルの貸し出し込み
サウナストーンの交換時期は、割れよりも先に「粉」で分かりました
いちばんお伝えしたいのがここです。
うちで実際に起きたことを、順番に書きます。
割れも欠けも、一度もありませんでした
サウナストーンの記事を読むと、ほぼ必ず「ひび割れ・欠けが出たら交換」と書いてあります。
うちは商用で、営業日はほぼ毎日焚いています。
それでも、割れた石も、欠けた石も、一度も出ませんでした。
正直なところ、石はかなり保つというのが私の実感です。
家庭で週に何回か使う程度であれば、割れを心配して神経質になる必要は、あまりないのではないかと思います。
これは私の見立てとして書いておきます。
目立つようになったのは、粉でした
代わりに出てきたのが粉です。
石そのものが真っ二つになるのではなく、表面が少しずつ崩れて、細かい粉になっていくという減り方でした。
一日で分かるような変化ではありません。
気がついたら、粉が目につくようになっていた、という進み方です。
石の色が、白っぽくなってきました
もうひとつが色です。
使い続けた石は、白くなってきます。
これは、粉よりも気づきやすいかもしれません。
写真で見ていただくのが早いと思います。
こちらが、2026年7月に交換する前に撮った、うちで使っていた石です。

そして、こちらが入れ替えたあとの石です。

同じストーブの、同じバスケットを、同じように上から撮ったものです。
色がまるで違うと思います。
ここは、事実と私の見立てを分けて書きます。
事実として、交換前のうちの石は、1枚目の白さでした。
私の見立てとしては、これは焚き続けたことによる変化です。あとで触れますが、メーカーの案内でも変色は交換のサインとされています。
ただし、この2枚は「同じ商品の新品と使用後」の比較ではありません。
うちの石はメーカーが分からず、入れ替えに使ったのも手元にあった予備だからです。
ですので、「同じ石がここまで白くなる」という言い方はしません。
それでも、替えどきを迎えた石が、天板でどう見えるかは、1枚目のとおりです。
ひとつおすすめがあります。
石を入れたら、その日に1枚だけ写真を撮っておいてください。
白くなるのは、毎日見ていると気づけないくらいゆっくりです。
比べる相手が1枚あるだけで、替えどきが分かります。
まとめると、うちの替えどきのサインは2つでした
| サイン | うちで起きたか | 気づきやすさ |
|---|---|---|
| 割れ・欠け | 一度も起きなかった | ー |
| 粉が目立つ | 起きた | じわじわ進むので気づきにくい |
| 石が白くなる | 起きた | 見た目で分かりやすい |
つまり、割れを待っていると、いつまでも替えどきが来ません。
見るべきは、粉と色です。
この見方は、私の思いつきではありませんでした
うちの実感を書いたあとで、念のため調べてみました。
サウナストーブのメーカーであるHarviaは、サウナストーンの手入れの案内のなかで、石が割れたり崩れたり、変色したら交換するようにと書いています。
あわせて、週に1回サウナを使うなら、石は少なくとも年に1回は点検するようにとも書かれています。
「変色したら」という部分が、うちで起きたこと(白くなってきた)とそのまま重なりました。
現場で見ていたことと、メーカーの案内が一致していたので、この記事に書くことにしました。
なお、日本のサウナ情報では「半年から1年で交換」「ひび割れや欠けが目立つなら早めに」という説明が多く見られます。
期間の目安としては、それで大きく外れていないと思います。
ただ、期間だけを見ていると、うちのように「割れていないから、まだ大丈夫」と思ったまま過ぎてしまいます。
期間と一緒に、粉と色を見てください。
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なぜ7月に替えたのか、正直に書きます
ここは、はっきりさせておきたい部分です。
私は、機能に問題を感じて交換したわけではありません。
粉が出ていても、白くなっていても、ロウリュの蒸気の出方に困ってはいませんでした。
替えた理由は2つあります。
ひとつは、ネットで見た情報が気になったから
石が崩れて出た粉が舞うのは体によくない、という趣旨の記載を、ネットで見かけました。
それが頭に残っていました。
ここは正直に書きますが、私はその内容の裏を取っていません。
この記事を書くにあたって調べてみましたが、サウナに入っている最中に石の粉を吸い込むことの健康影響について、はっきりした裏づけは見つけられませんでした。
ですので、「サウナストーンの粉は体に悪い」と申し上げるつもりはありません。
そう書かれているのを見て、気になったので替えた。
私がしたのは、それだけです。
同じように気になる方は、替えてしまえば気にせず済みます。
もうひとつは、予備の石が見つかったから
もっと現実的な理由がこちらです。
替えようかと思っていたところに、ちょうど予備の石が見つかりました。
それで交換した、というのが正直な流れです。
拍子抜けするような話かもしれませんが、替えどきというのは、たいていこういうふうに来ます。
「限界が来たから替える」ではなく、「気になっていたところに、替えられる状況がそろった」です。
だからこそ、予備を持っているかどうかが、実際の判断を左右します。
交換のときは、粉が立ちます
これは実務的な注意です。
Harviaの案内にも、石の交換は粉っぽい作業なのでマスクがあるとよい、と書かれています。
あわせて、ストーブの底にたまった崩れた石のかけらも取り除くようにとあります。
うちのように天板のバスケットに積む形でも、下に細かいものがたまります。
替えるときは、石を入れ替えるだけでなく、下を掃除してください。
うちの石は、メーカーが分かりません
先にお断りしたとおりです。
うちのサウナストーンは、テント一式に付いていたもので、メーカーが分かりません。
購入の記録が残っておらず、たどれませんでした。
薪ストーブのほうも同じ状況で、こちらはテントサウナの薪ストーブの選び方(壊れた場所を解説)に書いています。

推測でメーカー名を書くわけにいかないので、書きません。
その代わり、うちの石がどうなったかは、そのままお伝えできます。
商品名より、こちらのほうが役に立つはずです。
買うときに見るところ
ここからは、これから買う方に向けた話です。
この商品は、口コミで選べません
先に知っておいていただきたいことがあります。
サウナストーンは、レビューがほとんど付きません。
私が2026年9月に調べた範囲では、レビューが1件も付いていない商品が普通でした。
先日書いた薪ストーブの記事のときは、それでもレビューが3件から5件はありました。
石はそれ以下です。
つまり、星の数や口コミの件数では選べない商品だということです。
だからこそ、実際に焚いた人間の基準が役に立つと思って、この記事を書いています。
見るところは3つです
1. 産地と素材がはっきりしているか(サウナ用として売られているものを選んでください)
2. 大小が混ざっているか(蒸気を出しやすくするため、意図的に混ぜて売られているものがあります)
3. 角の処理がされているか(積むときに手を切らないためです)
2つ目は、私も調べていて知りました。
サウナストーンは、もともと大小を混ぜて届くことがあります。
ですので、「小さい石が混ざっている=崩れてきた」とは限りません。
摩耗のサインとして確実なのは、粉と色のほうです。
ここは私も取り違えるところだったので、書いておきます。
実際に買えるもの
参考までに、2026年9月6日時点で買えるものを挙げます。
うちで使っているものではないので、「これが一番いい」という書き方はしません。
産地と加工がはっきりしているという理由で挙げています。
砂原石材 サウナストーン 15kg(飛騨溶岩石・日本製)
価格は10,100円です。
商品ページには、飛騨溶岩石の採取から加工までを自社工場で行っていること、蒸気が出やすいように大小を混ぜていること、手を切らないよう角をなくす加工をしていることが書かれています。
レビューは付いていません。
砂原石材 サウナストーン 20kg(飛騨溶岩石・日本製)
同じシリーズの20kgで、価格は13,000円です。
ストーブが大きい場合や、予備を持っておきたい場合はこちらになります。
さきほど書いたとおり、うちの交換は「予備があったから」実行できました。
いずれも2026年9月6日時点の価格で、発送までに13〜14日ほどかかる表示になっていました。
購入前に、最新の価格と在庫をご確認ください。
うちでは、川の水はかけていません
川のすぐそばでやっているので、よく聞かれます。
ロウリュに使う水は水道水です。
理由は、香りを3種類から選んでいただく流れになっているからです。
着替えでお使いいただくカフェで香りを選び、水道水でアロマ水を作ってからテントへ向かっていただきます。
つまり、そもそも川の水を使う場面がありません。
なお、川の水や硬水はミネラルや不純物を含むため、サウナストーンを目詰まりさせることがあるとされています。
ただ、私は実際に川の水をかけて試したことがありません。
一般に言われていることとしてお読みください。
香りの選び方はサウナアロマオイルおすすめ10選(ロウリュで比較)にまとめています。
水風呂そのものを川にするかどうかの話は、テントサウナの水風呂(川・タンク・簡易バスを比較)に書きました。
よくある質問
サウナストーンの交換時期はどれくらいですか
一般には、半年から1年が目安とされています。
Harviaは、週1回使うなら年に1回は点検するように案内しています。
ただ、うちの場合は期間よりも、粉が目立ってきたことと、石が白くなってきたことが先にサインになりました。
期間だけで決めず、見た目も一緒に見てください。
割れていなければ、まだ使えますか
うちは割れないまま使い続けて、粉と色で替えました。
割れは分かりやすいサインですが、割れないまま劣化することがある、というのが私の実感です。
サウナストーンの粉は体に悪いのですか
私には断定できません。
そう書かれているのを見て気になったので替えた、というのが正直なところです。
調べた範囲では、入浴中に吸い込むことについてのはっきりした裏づけは見つけられませんでした。
ただし、石を入れ替える作業のときは粉が立ちます。
Harviaもマスクを勧めているので、交換作業のときは付けたほうがいいと思います。
サウナストーン、サウナ石、ロウリュ用の石は違うものですか
同じものを指しています。
売られているときの表記が違うだけなので、どれで探しても大丈夫です。
川や湖の石を拾ってきて使えますか
やめたほうがいいと言われています。
水を含んだ石は、熱すると割れることがあるためです。
うちも、すぐ横に川がありますが、石を拾って使ったことはありません。
テントサウナでも同じですか
うちがまさにテントサウナです。
ただし、テントのストーブは載せられる石の量が限られます。
テント本体の選び方はテントサウナおすすめ10選(選び方と相場)にあります。
一度にかける水の量は、屋内のサウナより控えめにしてください。
かけすぎると、香りより先に温度が下がります。
おわりに
サウナストーンは、地味な部品です。
壊れて止まるわけでもないので、後回しになりがちだと思います。
うちも、割れないまま、気づいたら粉が出ていました。
それでも、替えたあとの石を見ると、やっぱり替えてよかったと思います。
これから用意する方は、期間だけでなく、粉と色を見てください。
そして、できれば予備を先に持っておいてください。
石のほかに何にお金がかかるのかは、テントサウナの維持費|薪代とテントの寿命にまとめています。
替えどきは、限界が来た日ではなく、替えられる状況がそろった日に来ます。
実際の入り方はアウトドアサウナの入り方(川の水風呂は何分?)にまとめています。
阿蘇の森で、薪で焚いたテントサウナと川の水風呂を体験してみたい方は、ぜひ一度お越しください。
阿蘇の森で、ととのう。
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