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「サウナハットって、正直いるのかな」
そう思いながらも、なんとなく買わずに来てしまった方は多いのではないでしょうか。
先に、うちの正直なところをお伝えします。
阿蘇でテントサウナと川の水風呂をやっていますが、サウナハットを持ってこられるお客さまを、私はほとんど見たことがありません。
そのうえで結論をいうと、サウナハットはなくてもサウナは楽しめます。
ただ、のぼせやすい方や髪のダメージが気になる方には、あるとはっきり快適になる道具です。
この記事では、サウナハットの役割と素材の選び方、そして阿蘇でテントサウナ×川の水風呂を提供しているミキタオサウナの店主である私が、屋外のアウトドアサウナだからこそ気になる点についてお伝えします。
テントの中に上段・下段がないこと、川へは階段を20段下りること、使ったあとのハットは必ず濡れて帰ること。
屋内の温浴施設とは前提が違うところを、順に書きます。
読み終えるころには、自分に必要かどうかが判断できるはずです。
阿蘇の森で、ととのう。
MIKI TAO SAUNAは、熊本・阿蘇の自然のなかで楽しむ完全貸切のアウトドアサウナ。川のせせらぎと森の外気浴で、五感からととのう体験を。
完全貸切・2時間制/サウナマット・フェイスタオル・サンダルの貸し出し込み
結論:サウナハットは必須ではないが、あると快適に長く入れる
サウナハットがなくても、サウナには問題なく入れます。
実際、かぶらずに楽しんでいる方も多くいます。
ただし、次のような方にはあるとはっきり快適になります。
のぼせやすい方、長く入っていられないと感じる方には効果を実感しやすいです。
頭の過熱が抑えられる分、のぼせにくくなり、体の芯まで温まるまで無理なく入っていられます。
髪の傷みが気になる方、特にカラーやパーマをしている方、ロングヘアの方も、熱と乾燥からのダメージを減らせるメリットがあります。
逆に、短時間でさっと楽しむ程度なら、なくても困ることはほとんどありません。
まずは手ぬぐいやタオルを頭に巻くだけでも近い効果が得られるので、それで様子を見てから専用のハットを検討する、という順番でも十分だと思います。
うちに来られる方で、サウナハットを持ってこられる方はほとんどいません
営業していて感じるのは、ハットを持参される方がほとんどいない、ということです。
数えて記録しているわけではないので、これは私の見立てです。
ただ、1組ごとの完全貸切でご案内していて、記憶に残るほど見かけない、というのが実感です。
もうひとつ、うちの事情もお伝えしておきます。
ミキタオサウナのレンタルに、サウナハットは入っていません。
入っているのは、サウナマット・フェイスタオル・サンダルの3点です。
ハットだけ入れていない一番の理由は、汗をたっぷり吸う道具だからです。
タオルやマットと違って、次の方にお貸しできる状態に戻すのが難しい。
正直に言えば、前任者から引き継いだときから入っていなかった、という面もあります。
レンタル品の一覧はサウナの持ち物リストに、要るもの・要らないものと一緒にまとめています。
ここを先に書いたのは、筋を通しておきたかったからです。
自分の店では誰もかぶっていない道具を、別の記事で商品として紹介しているので、その順番だけは正直にしておきたいと思いました。
そのうえで補足すると、見かけないことと、要らないことは別だと考えています。
かぶっていない方の多くは、必要かどうかを比べたうえで置いてきたのではなく、そもそも持っていないだけではないか、というのが私の見立てです。
そう思うのは、私自身は空き時間に自分でサウナを使うとき、サウナハットをかぶっているからです。
お客さまにお貸しするものには入れていないのに、自分は使っている。
矛盾しているようですが、要するに「無くても入れるが、あると自分は快適だから使っている」という、それだけの話です。
だからここから先は、どういう人に効くのかを分けて書きます。
のぼせを防ぎ、髪を熱と乾燥から守るのがサウナハットの役割
サウナ室内は場所によって温度差があり、特に熱がこもりやすい頭付近は体感温度がかなり高くなります。
頭が過度に熱せられると、のぼせやめまい、ふらつきを起こしやすくなります。
サウナハットをかぶると頭部周辺に空気の層ができ、断熱材のように働いて過熱を防いでくれます。
これによってのぼせにくくなり、体の芯まで温まるまでじっくり入っていられる、というのが大きなメリットです。
もう一つの役割が、髪の保護です。
サウナの高温と乾燥は髪の水分を奪い、パサつきや傷みの原因になります。
ハットで覆うことで熱と乾燥から髪を守れるので、髪へのダメージが気になる方には効果を実感しやすい部分です。
テントサウナには、上段・下段がありません
屋内のサウナでハットが語られるとき、たいてい前提になっているのが段差です。
上段は熱く、下段はぬるい。
頭の位置が高いほど熱いので、頭を守る、という話の流れになります。
この前提が、うちにはそのまま当てはまりません。
メジャーで測ったところ、テントの床面の内寸は170×170cm、ベンチの長さは110cmでした。
ベンチのほかに1人用の椅子が2脚テントの中に置いてあり、これで4名まで入れます。
座る高さは、この1種類だけです。
つまり、暑いと感じたときに「1段下りる」という逃がし方ができません。
テントの中は80〜110℃で、温度は人数ではなく薪の入れ方で決まります。
4名で入っても1名で入っても、中の熱さは変わりません。
このあたりの実測はテントサウナは何人用を選ぶ?にまとめています。
出るタイミングも、自分で決めることになります。
ベンチには木製の10分計の砂時計を置いていますが、完全貸切なので、こちらから「そろそろです」と声をかけることはしません。
暑いと感じたら外に出る。
それが、うちでの温度の調節のしかたです。
ハットが効くとすれば、この「出るまでの時間」を少し延ばす方向だと思っています。

屋外の外気浴でかぶると、何が変わるか
ミキタオサウナはテントサウナ(80〜110℃)に、水風呂と外気浴を荻の草川と森で行うスタイルです(仕組みは阿蘇の川サウナとは?で詳しく紹介しています)。
室内の温浴施設と違い、外気浴の時間は日差しや風、湿度の影響を直接受けます。
先に書いたとおり、私は空き時間に自分でサウナを使うときにハットをかぶっています。
かぶっていると、暑さがやわらぐ感覚があります。
一方で、ハットの中は汗でしっかり蒸れます。
それでも、髪を熱と汗から守ってくれている実感はあります。
屋外の外気浴では日差しや風の影響も直接受けるので、蒸れやすさと引き換えに髪を守れるのは、テントサウナ×屋外ならではのメリットだと感じています。
使ったあとのサウナハットは、必ず濡れて帰ります
屋内の施設といちばん違うのが、ここだと思っています。
うちの作りをお伝えすると、テントサウナと外気浴のチェアは上にあって、川は階段を20段下りた下にあります。
テント・チェアと川は、はっきり離れています。
この階段には手すりがありません。
川へハットを持って下りるかどうかに決まりはありませんが、上に置いていけば、下りるときに手がふさがりません。
そして、お客さまは川から上がったあと、体を拭かずにそのまま20段を上がってこられます。
屋内のサウナなら、水風呂を出て体を拭いて、数歩先の椅子に座ります。
うちには、その「数歩」がありません。
濡れた髪のまま、外気浴のチェアに戻ることになります。
汗を吸って、川の水にも濡れる。
つまり使い終わったハットは、乾いた状態では帰りません。
下の写真は、使ったあとに外気浴チェアの背にかけて干しているところです。
屋外なので、そのまま乾いてくれるかどうかは天気次第のところがあります。

だから、買うときに一緒に考えておいてほしいのが持ち帰り方です。
濡れたまま入れられるケースや袋が付いているかどうかで、帰りの荷物の扱いやすさが変わります。
ケース付きのものはサウナハットおすすめランキング10選で紹介しています。
濡れた服をどう持って帰るかはテントサウナの服装に書いているので、あわせて読んでいただくと帰りの荷物の想像がつくと思います。
阿蘇の森で、ととのう。
MIKI TAO SAUNAは、熊本・阿蘇の自然のなかで楽しむ完全貸切のアウトドアサウナ。川のせせらぎと森の外気浴で、五感からととのう体験を。
完全貸切・2時間制/サウナマット・フェイスタオル・サンダルの貸し出し込み
素材で選ぶ:ウール・フェルト・リネンの違い
素材によって特徴が少し変わります。
ウールは断熱性が高く、汗などの湿気も適度に吸ってくれるため保護力に優れています。
フィンランドのサウナハットでも主流の素材で、初めての方にも扱いやすいのが特徴です。
ただし熱や水に弱いので、洗濯機や乾燥機は避け、手洗いがおすすめです。
フェルトは型崩れしにくく耐久性が高いので、お手入れのしやすさを重視する方に向いています。
リネンは乾きやすく、洗濯機で洗える手軽さが魅力です。
汗をこまめに洗い流して清潔に使いたい方に向いています。
使ったあとはしっかり乾かすのが、清潔に長く使うコツです。
屋外で使うと汗だけでなく川の水にも濡れるので、うちのような場所で使うなら、乾きやすさは特に見ておいて損はありません。
実際にどれを買うか決めたい方は、サウナハットおすすめランキング10選で順位をつけて紹介しています。
女性はメリットを感じやすい?髪型崩れや衛生面の本音
のぼせ防止の効果そのものは、男女で変わりません。
ただ、女性のほうがメリットを感じやすい面はあります。
一番大きいのが髪の保護です。
ロングヘアの方が多く、カラーやパーマをしている割合も高い傾向があるため、熱と乾燥による髪のパサつき・傷みを防ぎたいというニーズにハットがよく合います。
髪を染めている方には、特にメリットを感じてもらいやすいのではと私は見ています。
一方で気になる声もあります。
髪型が崩れることや、ハット自体の衛生面(汗を吸うのでこまめに洗いたい)です。
髪型の崩れが気になる場合はタオルを巻くスタイルにする方もいますし、衛生面を重視するなら乾きやすいリネン素材を選ぶと扱いやすくなります。
髪へのダメージが気になるなら特におすすめしやすいアイテムですが、なくてもサウナは楽しめる、という位置づけです。
まずはタオル巻きで試してから決めても遅くない
いきなり専用のサウナハットを買わなくても、手持ちの手ぬぐいやタオルを頭に巻くだけで近い効果を試せます。
それで「もっと快適に長く入りたい」と感じたら、専用のハットを検討する、という順番でも十分です。
うちは1組ごとの完全貸切なので、巻き方が決まらなくても、人目を気にせず試していただけます。
施設によっては衛生面の理由でタオル巻きを推奨していたり、持ち込みのルールがあったりします。
利用する施設のルールは事前に確認しておくと安心です。
サウナハットについてよくある質問
サウナハットは「無いと困る道具」ではないぶん、判断に迷いやすいものです。
買う前によく聞かれることを、言葉の意味から順にまとめました。
手持ちのタオルで代わりになるかどうかにも触れています。
サウナハットとサウナ用帽子は同じものですか?
はい、同じものを指します。
呼び方が違うだけで、役割や選び方に違いはありません。
ミキタオサウナでサウナハットは借りられますか?
いいえ、レンタルには入っていません。
料金に含まれているのは、サウナマット・フェイスタオル・サンダルの3点です。
汗を吸う道具で、次の方にお貸しできる状態に戻すのが難しいためです。
ご自分のハットを持ってきていただく分には、特に制限はありません。
川の水風呂に入るときも、かぶったままでいいですか?
決まりはありません。
ただ、川はテントから階段を20段下りた下にあり、この階段に手すりはありません。
両手を空けておきたい方は、テントか外気浴チェアのところに置いていくほうが動きやすいと思います。
濡らしてから被ったほうがいいですか?
素材や商品によって推奨する使い方が異なります。
乾いた状態で断熱効果を重視するタイプもあれば、軽く湿らせて使うタイプもあるため、購入した商品の使用方法に従うのが確実です。
「サウナハットは意味がない」と言われるのはなぜですか?
短い時間でさっと出る入り方だと、かぶっても違いが分かりにくいからだと思います。
もう一つは、浅いものを選んで耳が出てしまい、頭の上のほうしか覆えていない場合です。
深さで印象が変わる部分なので、選び方はサウナハットおすすめランキング10選の「深さ」の項目を見てみてください。
どのくらいの頻度で洗えばいいですか?
汗を吸うアイテムなので、使うたびに乾かし、こまめに洗うのが清潔に保つコツです。
素材ごとの洗い方の注意点は、この記事の「素材で選ぶ」の章もあわせてご確認ください。
タオルを巻くのとサウナハットで差はありますか?
どちらも頭部を覆って熱を和らげる点は共通しています。
サウナハットは断熱を目的に作られている分、フィット感や保温性で分があります。
まず手持ちのタオルで試し、必要性を感じてから専用品を検討する、という進め方でも問題ありません。
涼しい季節に行くときも必要ですか?
テントの中の熱さは、入れる人数ではなく薪の入れ方で決まります。
そのため、ハットが要るかどうかの判断も、暑い時期と大きくは変わらないのではないかと思っています(ここは私の見立てです)。
季節ではっきり変わるのは、テントの中ではなく外気浴のほうです。
なお、ミキタオサウナは例年1月から3月いっぱいが休館です。
秋の川の様子は9月の川サウナは寒い?に、実際に測った水温と一緒に書いています。
こんな人に、ミキタオでのんびりととのってほしい
サウナハットは、絶対に必要な道具ではありません。
現に、うちに来られる方のほとんどはかぶらずに楽しんでいかれます。
私は空き時間に入るときに使っていますが、それは私が快適だからで、皆さんに要るものだとは思っていません。
ただ、のぼせやすい方や髪のダメージが気になる方にとっては、サウナの時間をもう少し快適にしてくれる道具です。
ミキタオサウナでは、テントの中でしっかり温まったあと、荻の草川と森の外気浴でじっくりととのう時間を過ごせます。
1組ごとの完全貸切なので、ハットをかぶるかどうかも含めて、人目を気にせず自分のペースで試せます。
当日の流れは阿蘇の貸切サウナで過ごす2時間の流れにまとめています。
屋外ならではの環境も含めて、自分のペースで気持ちよくととのってもらえたらと思っています。
阿蘇でテントサウナ×川の水風呂を体験してみたい方は、ぜひミキタオサウナの予約ページから空き状況を確認してみてください。
阿蘇の森で、ととのう。
MIKI TAO SAUNAは、熊本・阿蘇の自然のなかで楽しむ完全貸切のアウトドアサウナ。川のせせらぎと森の外気浴で、五感からととのう体験を。
完全貸切・2時間制/サウナマット・フェイスタオル・サンダルの貸し出し込み

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