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テントサウナを買おうと決めたあと、たいていの人がここで止まります。
「2人用でいいのか、4人用にしておくべきか」
商品ページには「4人用」と書いてあるのに、口コミには「4人だと狭い」と書かれている。
どちらが本当なのか、写真では分かりません。
先に結論をお伝えします。
見るべきは「何人用」という表示ではなく、ベンチの長さです。
私は熊本県阿蘇市で、テントサウナと川の水風呂を1組ごとに貸し切っていただくサウナを営んでいます。
同じ1張りのテントに、1名の方も4名のグループも、シーズン中はほぼ毎日お通ししています。
その立場で、実際に測った寸法と、人数が変わると中で何が起きるのかを書きます。
読み終わるころには、自分が何人用を買えばいいかを、商品名ではなく数字で決められる状態になっているはずです。
阿蘇の森で、ととのう。
MIKI TAO SAUNAは、熊本・阿蘇の自然のなかで楽しむ完全貸切のアウトドアサウナ。川のせせらぎと森の外気浴で、五感からととのう体験を。
完全貸切・2時間制/サウナマット・フェイスタオル・サンダルの貸し出し込み
テントサウナは「何人用」ではなく、ベンチの長さで選んでください
商品名の「4人用」は、床にその人数が立てる、くらいの意味だと思っておいたほうが安全です。
サウナで人が占める場所は、立っている面積ではなく、座る幅だからです。
商品ページや紹介記事では、1人あたり60〜70cmという目安をよく見かけます。
ところが、その数字を確かめようにも、ベンチの長さを書いている商品ページはあまりありません。
書いてあるのは、外寸と床面の内寸ばかりです。
なので、買う前に見るところはここになります。
- ベンチの長さは何cmか(書いていなければ、販売店に聞く)
- ベンチのほかに、椅子を置く余地があるか
- 薪ストーブと薪が、床のどれくらいを占めるか
3つ目を忘れると計算が狂います。
床面が170cm四方あっても、ストーブと薪の置き場を引くと、人が座れるのはその一部です。
うちのテントの実測です。床面170×170cm、ベンチ110cm
見立てではなく、メジャーで測った数字を出します。
| 測ったところ | 実測 |
|---|---|
| テント床面の内寸 | 170×170cm |
| ベンチの長さ | 110cm |
| 4名のときの座り方 | ベンチに2人+1人用の椅子2脚に2人 |
(2026年9月9日に、私がメジャーで測りました)
ベンチ110cmに座るのは2人です。
1人あたり55cmで、さきほどの「60〜70cm」という目安より狭い数字になります。
それでも4名でお越しになったお客さまから「狭い」と言われたことは、これまで一度もありません。
理由は、4人が横一列に並んで座っていないからです。
ベンチに2人、テントの中に置いてある1人用の椅子2脚に2人。
この椅子は4名のときだけ運び込むのではなく、普段から中に置いてあります。
この形にすると、全員が同じ向きに詰めて座る必要がなくなります。
つまり「4人用テント=ベンチに4人座れる」ではありません。
4人分の座る場所は、ベンチだけでは足りず、椅子を足して作るものだと考えてください。
これから買う方は、テント本体の予算とは別に、中に置く椅子のぶんも見ておくと安全です。

1名でも4名でも、中の熱さは変わりません
ここが、私がいちばんお伝えしたいところです。
サイズで迷っている方は、たいてい「大きいテントに少人数だと、温まらないのでは」「4人入ったら、人いきれでぬるくなるのでは」と心配されています。
うちの実感では、1名のときと4名のときで、テントの中の熱さは変わりません。
薪を入れれば温度は上がります。
人数ではなく、薪でコントロールしているという感覚です。
火を入れてから入れる温度になるまでは15分ほどで、中は80〜110℃で回しています。
使う薪の量も、1組につき1束(5kg)で変わりません。
その1束がいくらなのかは、テントサウナの維持費|薪代とテントの寿命に書きました。
2束用意するのは、6名になったときです。
うちは1組4名までのご利用で、5名以上はお電話でご相談をいただく形にしています。
6名でお越しになった方を見ていると、全員が同時に入りっぱなしではなく、交代で入っておられます。
ここまでをまとめると、「人数が増えると温度が落ちる」という心配は、うちの規模では起きていません。
増えるのは温度の問題ではなく、座る場所と、薪の手間のほうです。
薪ストーブそのものの選び方は、テントサウナの薪ストーブの選び方(うちの壊れた場所)にまとめています。
阿蘇の森で、ととのう。
MIKI TAO SAUNAは、熊本・阿蘇の自然のなかで楽しむ完全貸切のアウトドアサウナ。川のせせらぎと森の外気浴で、五感からととのう体験を。
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4名の2時間と、1名の2時間はどう違うか
うちは2時間の完全貸切です。
同じ2時間を、1名の方と4名のグループがどう使っているか。
見ていて感じるのは、やっていることは同じで、余裕だけが違うということです。
4名でも1名でも、テントで温まって、階段を下りて川に入り、上がって森のチェアで休む。
この繰り返しは変わりません。
ただ、1名でお越しの方には、明らかに時間の余裕があります。
自分の入りたいタイミングだけで動けるので、川に長めに座っていたり、チェアでぼんやりする時間が長かったりします。
4名の場合は、テントを出る・入るのタイミングが人によってずれます。
先に上がった方がチェアで待つ、という場面が出てきます。
だからこそ、テントの外にも人数分の椅子が要ります。
うちは外気浴用のチェアを、テントの中の椅子とは別に4脚置いています。
中に4人分(ベンチ2人+椅子2脚)、外に4脚。
4名で使うなら、椅子はこれくらい要るということです。
これは自宅の庭やキャンプ場でも同じで、テントの中だけで椅子の数を考えると足りなくなります。
当日の2時間の流れは、阿蘇で貸切サウナに入るなら(2時間の流れ)に書いています。
結局、何人用を買えばいいのか
ここまでの実測と実感から、私なりの目安をお伝えします。
ひとり、またはふたりで使うなら、小さいテントで足ります。
内寸140cm前後の小型は、運ぶのも設営も片づけも軽くなります。
安物という意味ではなく、少人数には合理的な選択だと思っています。
3〜4人で使うなら、床面170cm四方あたりから探して、ベンチの長さと椅子の置き場をセットで考えてください。
うちがこのサイズで4名を回せているのは、ベンチに椅子を足しているからです。
5人以上で使いたいなら、1張りで全員を同時に入れることは考えないほうが現実的です。
うちで6名のご利用があるときも、交代で入っておられます。
施設やグランピングに置くことを考えている方も同じで、1張りで人数を増やすより、枠を分けるか、複数張ることを前提にしたほうが現実的だと思います。
導入のご相談は、お電話(070-2033-1867)でも承っています。
なお、うちは1サイズしか持っていないので、「200×200cmならこうなる」という比較はできません。
持っていないサイズの使い心地を、実感として書くことはしないでおきます。
商品ごとの寸法・重さ・値段は、テントサウナおすすめ10選(選び方と相場)で1点ずつ確認して並べています。
よくある質問
4人用のテントサウナは、本当に4人で入れますか
入れます。
ただし、ベンチに4人並んで座る形ではありません。
うちの場合はベンチ110cmに2人、1人用の椅子2脚に2人という座り方です。
椅子を置く余地がないテントだと、4人用でも実質2人分になります。
人数が多いと、サウナがぬるくなりませんか
うちでは、なっていません。
1名のときと4名のときで、中の熱さは変わらないというのが実感です。
温度は薪を入れて上げるので、人数よりも焚き方で決まります。
大きいテントを買って、少人数で使うのはもったいないですか
温度の面ではもったいなくありません(薪を入れれば上がります)。
もったいないとすれば、運ぶ手間と片づけの手間です。
テント本体とストーブを足すと30kg前後になる商品もあるので、ひとりで使うことが多い方は、そこを先に考えたほうがいいと思います。
テントサウナ・アウトドアサウナ・川サウナは、何が違いますか
うちの場合、この3つは同じ場所を指しています。
サウナ本体はテントサウナで、水風呂が荻の草川、外気浴が森の中です。
言葉の整理は阿蘇の川サウナとは?(テントサウナ×天然水風呂の仕組み)にまとめています。
買う前に、実物のサイズ感を確かめる方法はありますか
いちばん早いのは、一度どこかで入ってみることだと思います。
うちも1組ごとの貸切で、1名から4名までご利用いただけます。
床面170×170cmのテントに何人で入るとどうなるか、そのまま体験していただけます。
おわりに
サイズ選びで失敗する人は、たいてい「何人用」という言葉を信じて、ベンチを見ていません。
私も、この記事を書くまで自分のテントを測っていませんでした。
測ってみたら170×170cm、ベンチは110cmでした。
数字にしてみると、4名で使えているのはテントが広いからではなく、椅子を足して座る場所を作っているからだと、はっきり分かりました。
これから買う方には、届いてから「思ったより狭い」とがっかりしてほしくありません。
商品名ではなく、ベンチの長さと椅子の置き場で決めてください。
そのうえで、実物のサイズ感を確かめたくなったら、一度入りに来ていただけたらうれしいです。
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